グリッドトレード.com

トラリピと千刻の比較

こんばんは。啓典です。

先日「千刻はループイフダンの完全上位互換か?」というタイトルで、
ループイフダンとの対比の記事を上げました。
今回の対比はトラップリピートイフダン、略してトラリピです。

トラリピはマネースクウェア社の提供する自動売買サービスであり特許を有しています。
リリース当時には普及していなかったFXの自動売買を実現し、
日本においてグリッドトレード(及び 自動売買サービス)を浸透させました。

FXをギャンブルではなく資産運用として提言され、
口座数も右肩上がりで現在も人気のサービスとなっています。

言うまでもなくマネースクウェア社(トラリピ)はグリッドトレードのパイオニアです。
特許を有している関係で他社でトラリピは実施できないものの、
その功績によって最近では各社からその他のグリッドトレードが行えるサービスも増えました。

MT4においてもグリッドトレード手法の自動売買システムは数多く存在し、
千刻も「数あるMT4 グリッドトレードシステムの1つ」となります。

当サイトの問い合わせからは
「千刻でトラリピと同じような運用が出来るか?」という質問をしばしば受けますので、
今回はトラリピを引き合いに千刻を見ていきたいと思います。
(ループイフダン時と同じような内容でしつこくなります。ご容赦ください)
 
 

運用通貨ペア

トラリピが行えるのはマネースクウェア社のみです。
そのマネースクウェア社で実施できる通貨ペアは、
クロス円8種類とドルストレート3種類(EUR,AUD,NZD)の計11種類です。

かつての円キャリートレード(スワップ)の名残が強いのか、
高金利通貨やオセアニア通貨を充実させているイメージですね。

一方の千刻は通貨ペアフリーですので制限なしです。
FX業者の取扱い通貨ペア全てが扱え、多いと50通貨ペアに上ります。
CFDもFX業者が扱っていれば運用可能です。
日経225やNYダウでグリッドトレード(トラリピ同等運用)が可能です。
 
 

グリッドトレードの基本設定

トラリピは、トラップを仕掛けるレンジ幅,レンジ内に仕掛けるトラップ本数、
1本あたりのロットと利益を設定します。
グリッドトレードの基本となる項目全てを自由設定出来るようになっており、
利用者一人一人の運用スタイルに合わせてきめ細かい対応が出来ます。

(参考)トラリピの設定画面(らくトラ)
rakutora_setting_screen
 
一方の千刻もグリッドトレードを仕掛けるレンジ幅を設定でき、
注文間隔と利幅を設定できます。
トラリピはレンジ幅とトラップ本数で注文間隔を算出していますが、
千刻は注文間隔を直接指定する形になっています。
(トラリピでいうトラップ数は、レンジ幅と注文間隔で割り算しないと分かりません)

(参考)千刻のEXCEL(CSV)を使った設定
Sengoku23
水色セルが基本設定部分で、MAX_PRICE,MIN_PRICEでレンジ指定
INTERVAL_PIPSで注文間隔、PROFIT_PIPSで利幅を設定します。
 
 

運用の柔軟性

トラリピは運用途中の設定変更に対応しています。
設定し直して、トラップを張り直すイメージです。

一方の千刻も運用途中であっても、ロットを変えたり注文間隔を変えたり
一時的に新規注文を止めたり、決済を止めたり、トレールのオンオフを切り替えたり、
あらゆる設定変更を可能としています。

違いとしては、千刻は保有中のポジションに対して変更後の設定が有効になるという点です。

トラリピは設定しなおした場合、
新たに設定して取得したポジションに利益額やらトレールの設定が有効になるのに対し、
千刻は設定しなおした場合、以前の設定で保有したポジションに対しても
利幅を変えたりトレールを有効にしたり・・・が可能です。
 
 

利益拡充のオプション機能

トラリピには決済トレールというオプションがあります。
トレール設定は20銭というような形で固定されています。

千刻にもトレール決済モードと呼称される同様機能があります。
設定としてはトレール開始と追随幅の両方を1Pips(1銭)単位で決められます。
 
 

リスク対策機能

トラリピのリスク対応としては、トラップを仕掛けるレンジ幅の指定が可能です。
リスク対策機能とは異なるかもしれませんが、
グリッドトレードにおいてレンジ指定できるというのはリスク対策として大きな意味を持ちます。
またストップロスも設定できます。

千刻はトラリピ同様でレンジ幅の指定、ストップロスの設定が可能です。
全ポジション撤退機能や、急落時にポジションを取らないための機能もあり、
価格帯別に異なる値幅・利幅などで仕掛けるということも可能です。
 
 

トレードコスト

ここではスプレッドと取引手数料を指します。

トラリピは、スプレッドが広くドル円で2.0銭、ユロ円や豪ドル円5.0銭です。
且つ取引手数料も1000通貨あたり 5.0銭相当掛かり、コスト高と評されます。
利益額を狭くすることでせま割という取引手数料の割引が受けられ
1.0銭相当にまで低減することが可能です。
(決済トレールをオンにすると適用されないなど諸条件があります。)

千刻はMT4のFX業者依存です。
スプレッドは国内狭小スプレッド口座であれば
ドル円 0.4銭、ユロ円0.7銭、豪ドル円2.5銭です(※)。
取引手数料も勿論掛からないのでかなりローコストになります。

※私が現在利用しているOANDA ベーシック口座で明記しました。
 
 

その他コスト

こちらはトレードに関わらず発生するコストです。

ループイフダンもそうでしたが、トラリピもほぼゼロと評価出来ます。
常設PCはなくても平気ですので、電気代やインターネット代など
発生コストを限りなく抑えることが出来ます。

千刻はMT4なのでVPSか自宅PCのコストが掛かります。
VPSなら月額費用として1800円(1400円)程度が掛かり、
自宅PCなら常設PCの準備、電気代等で1200円(200円)程度は掛かります。
()内は経費を上手く節税した場合の金額
 
 

まとめ

これまで見てきたように利用者目線で見ると、
トラリピで出来るグリッドトレードは千刻で実現出来ます。
そして多くのケースでコスト低減も図れるでしょう。

しかしながらトラリピはグリッドトレードを行うために必要な機能を揃えていますし、
マネースクウェア社が資産運用と表現するだけあって周辺ツール,サービスも充実しています。
システムとしての信頼性も比較にならないほどトラリピの方が高いため、
このあたりもきちんと考慮に入れたいものです。

 トラリピ千刻
通貨ペアクロス円8種類
ドルストレート3種類
通貨ペアフリー
CFDも対応可能
運用の柔軟性あり
価格帯を絞れる
運用変更可能
あり
価格帯を絞れる
ポジション保有したまま
あらゆる運用変更が可能
利益拡充機能決済トレール機能ありトレール決済機能あり
リスク対策機能価格帯指定
損切指定
価格帯指定
損切設定
全撤退価格の設定
逆指値注文機能(急落・急騰時の含み損抑制)
トレードコストスプレッド ドル円2.0銭
取引手数料1.0~5.0銭相当
スプレッド ドル円 0.3~2.0銭
取引手数料無料
その他コストほぼ無しVPS月額費用
もしくは自宅PCコスト

※トレードコストは取引手数料が無料の口座で私の知っている範囲を記載しました

(参考記事)
ループイフダンから千刻への乗り換え
千刻はループイフダンの完全上位互換か

千刻の設定
自宅PCでMT4を稼働させる際に考慮すべき7つのポイント
 
 

グリッドトレードの最適口座「XMマイクロ」 & 業界最強キャッシュバック「TariTali」
リピート系運用なら10通貨~の「XMマイクロ」が最適です。
XMのキャッシュバックサイトは最強の「TariTali」一択です。
最高のキャッシュバックを貰いつつ、リピート注文EAを無料(※)で入手するならこちら!
(※ 条件によっては無料になります)

スポンサーリンク

FXTF新規口座開設キャンペーン実施中
安心の国内FX業者、ドル円最狭スプレッドで手数料無料。
条件のいいFXTF社でリピート運用を初期コスト0円で開始するなら今がチャンス!
(今だけ)FXTF新規口座開設+5万通貨取引で千刻がもらえるキャンペーン実施中