おはようございます。啓典です。
4月末からグリッドトレード(リピート系)のリアル口座での比較検証を実施しています。
検証期間が1ヶ月を超えたため、本日は表題の件について簡単にではありますが試算してみます。
参考.現在実施している比較検証は以下です。
グリッドトレードシステムズ フォワード検証記事
グリッドトレード(リピート系)コスト比較
グリッドトレード(リピート系)自動売買のコスト最安はループイフダンです。
(手動・半自動,手動効率化機能を除く)
取引手数料や口座維持料が掛らず、スプレッド以外にコストが掛らないため、
実質的な外付けコストは0と評しても差し障りないレベルです。
そのコスト最安のループイフダンに対して、
私の作成したグリッドトレードEAをMT4で動かした場合は、MT4ならではのコストが発生します。
(EAの入手費用も・・・)
具体的には、VPS利用ならその利用料です。
自宅PCであれば、PC購入代+電気代です。
まずVPSはお名前.comやつかえるねっと、ABLENETなどの有名どころがありますが、
安くても2,000円程度なので2,000円としてみます。
(もっと安いWindowsOSのVPSがあるのは知っていますが、メジャーどころで・・・)
一方の自宅PCですが
ノートPCは3年で償却し(3年サイクルで買い替えるとし)、購入価格は3万円程度としたら月額換算830円くらいです。少し多めに見て月あたり1,000円
消費電力から月額電気代を簡易的に算出すると月あたり300~400円程度かかります。
コストは合計で1,400円程度とします。
月当たりの外付けコストです。
ループイフダン:0円
MT4+VPS:2,000円
MT4+自宅PC:1,400円
グリッドトレードの獲得利益
4/28 21:30頃から開始したループイフダン USDJPY B15_15 及び
千刻(略式)で同等リスクで運用した利益差をグラフ化したものは以下です。
(MT4側は同時に比較検証している中でもっとも利益が出ているものを採用)
6/11時点で期間累積の獲得Pipsを数値で表現すると、
ループイフダンは2575.1Pips
MT4(FXTFのB15_15相当)は2790.1Pips
ですので差は215Pipsですが、期間は1ヶ月経過しているため200Pipsと置きます。
結果
利益差とコストが分かったところで比較です。
グリッドトレードは資金面をたくさん要します。
1000通貨以上の運用を可能にするとしたら資金潤沢か
レンジを絞る必要があるため、今回は1000通貨運用を前提とすると、
利益差は1ヶ月で
ループイフダンとMT4(千刻・略式)の間で2,000円です。
ループイフダンに比べて
MT4+VPSは安くて2000円のコストが掛かるためペイできない事になります。
MT4+自宅PCは1,400円のコストが掛りますが600円ほどお得ということになります。
ということで、私の作成した千刻・略式を使った場合、
VPS利用だと発生コストとトントン程度で
自宅PCだとコスト以上には稼げる・・・となりそうです。
税金まで考慮して節税効果まで考慮に含めると
VPS利用でも発生コストを少し上回る程度です。
自宅PCで最大限の節税を利用すれば月当たり実質コストは200~300円まで下げられるので(私の場合です)、
そうすると発生コスト以上には余力を持って利益が上回る状態です。
しかしながら、EA購入代金やサービスサポート、安心面などもあるため、
ループイフダンに不便を感じなければ発生コストをペイできたとしても
MT4移行にはうまみが少ないレベルではないでしょうか。
MT4移行に踏み切るならやはり
運用の柔軟性やループイフダンにない通貨ペアなどを求める方が適していると思われます。
もしくは運用するロットが2000通貨,3000通貨となるなら
MT4コストは固定費なのでコスト比率が下がります。
大ロットほどMT4のほうがうまみを感じることになりそうです。
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非常に詳細な検証をありがとうございます。
ただ私としては、一つの視点が欠落しているように感じます。
それは上記は勝てることを前提にしているということです。
勝てなければ上記はほとんど意味として成立しません。
ではグリッドトレードで勝つことは簡単かというと、相場状況が単純で自分の想定とあっている場合、もしくは余裕資金で放置がたまたまラッキーな結果を生んだ場合などを除いては、残念ながらそうそう簡単ではないということです。
今現在自らの力で勝てている人は、おそらくかなりの検証を自分でされた後の結果だと思います。
その検証なしにもし勝てているとしたら、それは上記のようなラッキーが紐づいたもので今後の継続性は危ういはずです。
私は何十回も検証を重ねデモトレードもやっている中で、やっと一つの仮説を見つけたところです。
ほぼこれでOKだという腑に落ちるところまで落とし込んできました。時間はかかりましたが、自分で納得のいく方法なので、含み損が発生しても安心して運用できる方法だと思っています。
もちろんリアルトレードで結果を出して初めて、実証がされたということなので、今現在はまだ大きなことは言えません。
今後、検証から実証に移ろうと思っています。
私はループイフダンは問題外で、自由度の高いMT4版を支持します。
余計なことですが、グリッドトレードはもしかしたらビギナーズラックが発生しやすいのかもしれないですね。
いつもコメントありがとうござます。
>それは上記は勝てることを前提にしているということです。
「上記」というのが検証全般のことを指しているのか、
節税効果を含めたことを指しているかによりますが、
仮に検証全般のことを指しているなら確かにおっしゃる通りです。
グリッドトレードで最初にやるべきことは、
「リスクをどれだけとるか決めること」だと考えています。
それを行った上で第二に「リスクを変えずにリターンを最大化すること」を目指せばいいと思っています。
比較検証に関してはこの第二についてのレポートであり、
基本的には利益面にしかクローズしていないことになります。
本来、こういった検証はご自身で実施するのが一番だと考えています。
自分で仮説を立てる
↓
検証してみる
↓
検証が予想通りなら実運用に乗せる
↓
結果を評価し、さらなる仮説を立てる
↓
検証する・・・(以下続く)
これを経て腹落ちしたスタイルは実運用で強さを発揮します。
MT4はら検証が非常にやりやすい環境がそろっているので、
そういったメリットもありますね。
ちなみにループイフダンは私の運用でも問題外です。
レンジを制限できない時点でグリッドトレードとしては重要なファクターが抜けていると考えているからです。
読者様の疑問の声が上がらなければ使うことはなかったと思っています。