現在は先行リリースという位置付けですがリリースしました。
今回のEAも、グリッドトレード.comのサイト名に違わぬ、グリッドトレード型となります。
EA名は悩みましたが、貭刻（しっこく）です。

新EAリリース背景

千刻はテクニカルレスのグリッドトレードとして完成形と位置付けています。
にも関わらず別EAをリリースするには理由があります。

理由は簡単です。完成形と位置付けた千刻で出来ないことがあるからです。
そしたら完成形ではない・・・と突っ込みも入ろうかと思いますが、本記事で説明していきます。

千刻のグリッドトレード概念

まずは千刻の概念を簡単に振り返ります。
千刻の基本形は非常にシンプルなもので、注文（エントリー）の側面でみると
「上がったから売る、下がったから買う」という逆張りで等間隔にポジションを取る　もしくは
「上がったから買う、下がったから売る」という順張りで等間隔にポジションを取る　というものです。
決済（イクジット）の側面でみると、個々のポジションが目標とする利幅（もしくは損失幅）に達したらポジション個々に決済していきます。
図で表現すると以下のようなイメージです。

上記の基本形に加えて逆指値注文やトレール決済，損切建て直し等々
様々な機能を付加したものが千刻です。

千刻ではできないこと

千刻は以下に記載する例外を除いて、基本的にはポジション個々に利益が出たら決済することを基本としています。
従いまして、「ポジション全体で利益が出たらどうする」という概念がありません。
例えば等間隔にポジションを取っていき、全体で利益が出たら決済する・・・
このような運用が基本的にはできないのです。

例外
特定価格に達したら全決済するという機能があり、その場合は全ポジション決済が行われます。

新EAのグリッドトレード概念

ということで新EAの概念はお分かりかと思います。
「ポジション全体で目標とする利幅（もしくは損失幅）に達したら全てを決済する」
という概念のグリッドトレード型EAになります。
図で表現すると以下のようなイメージです。

ただのナンピンシステムでしょ？と問われれば、答えはイエスです。

リリース予定

対象者を絞った先行リリースを経ながら、5月にはご希望者の方に向けリリースをする予定です。

テクニカルを活用したグリッドトレード型EA

私の作成するグリッドトレードはテクニカルレスのものです。
テクニカル要素を上手く取り入れたグリッドトレードも最近多くみられます。
特にfx-onに出品されている開発者 yumokin様がテクニカル要素を取り入れたグリッドトレードEAを数多く作成しています。
最近はスキャルピングを融合したものをリリースされているようですのでご興味のある方は以下よりどうぞ。

開発者	システム	コメント
yumokin様	CycleCrossOrder2	OsMAの強さやADXの傾きを利用してトレンド判定を行い、順張りナンピンを基本としたグリッドトレードです
	CycleCrossOrder3	こちらはボリンジャーバンドとOsMAを使って押し目、戻り目を狙うグリッドトレードです
	CycleMarketOrder2	トレンド発生時のみエントリーする買い上がり、売り下がりグリッドトレードです
	CycleGridNanpinScal	グリッドトレードにスキャルピングを加えた新しいタイプのグリッドトレードです

補足

当EA「貭刻」は私自身も現時点で2か月程度のリアルマネー運用であり、
現在も試行錯誤を繰り返しているものであることをご承知ください。

アイコンをクリックすると仕様説明ページに遷移します。