こんばんは。啓典です。
これまでMT4を稼働させるためのPCに関する記事を上げてきました。
・要求されるPCそのもののスペック
・MT4の通信量
・自宅で24時間稼働させたときの電気代
などです。
今回はMT4を自宅PCで運用した場合のコストについて試算してみます。
イニシャルコスト
まずイニシャルコストです。
自宅PCで運用する場合、MT4専用ノートPCと常時接続できる回線が必要です。
どちらもない・・・という場合は用意する必要があります。
それら費用をイニシャルコストとしています。
1.ノートPCの購入費
MT4専用にノートPCがない場合は専用に用意する事をお勧めします。
スペックはドンキーの格安PC相当の市販最低レベルで十分です。
現在流通しているノートPCの最安値は2万円程度です。
もちろんすでに持っている方は不要なのでゼロとなります。
※老朽化により定期的な買い替えは必要
2.常時接続回線の費用
常時接続のインタネット回線がないなら用意する必要があります。
今のご時世では多くの家庭でないケースは少ないと思いますが、ないとなれば準備しなければなりません。
常時接続回線のランニングを最も安く済ませるのであれば、ロケットモバイルの神プランです。
低速回線ですがそれでも実用に耐えることは先日記事に上げました。
こんなもん?MT4が通信するデータ量が判明!
当該サービスの新規契約には事務手数料3,000円が掛かります。
さらに、SIMフリーのルータも購入すると約9,000円くらい(私の実例です)。
ということで回線を用意するとしたら合計で12,000円ほどかかります。
ノートPC | 常時接続回線 | コスト |
ある | ある | 0円 |
ある | ない | 12,000円(ルータ購入、回線契約手数料) |
ない | ある | 20,000円(ノートPC購入) |
ない | ない | 32,000円(ノートPCとルータ購入、回線契約手数料) |
ランニングコスト
次にランニングコストです。
運用していると月々掛かってくる費用のことです。
自宅PCで運用した場合に掛かるランニングコストは電気代と通信費です。
3.電気代
自動売買させるためにノートPCを24時間稼働させる必要があります。
こちらについてはワットチェッカーを購入して実際に計測しました。
詳細は先日の記事を参照いただくとして、1日あたり2円しか掛からなかったです。
驚愕!自宅PCをMT4端末にしたときに掛かる電気代は?
一応ノートPCにモバイルルータをUSBで給電した状態でも計測しましたが、それでも電気代は1日あたり3円未満で収まりました。
ということで1か月あたり60円(モバイルルーターをUSB接続状態で100円)です。
※省電力設計のノートPCを節電モードで稼働させた場合です。
4.通信費
常時接続できるインターネット回線を家庭用で引いている場合は新たにかかる費用はないため0です。
先に上げたロケットモバイルの神プランなら月額約300円です。
ということで1か月あたり0~300円程度です。
常時接続回線 | コスト |
ある | 60円(ノートPCの電気代) |
ない | 400円(ノートPCとモバイルルータの電気代+通信費) |
2年間のトータルコスト
よくある(?)2年間のトータルコストの試算と均して月額相当を算出しました。
ノートPC | 常時接続回線 | イニシャル | ランニング (24か月) |
合計 | 月額相当 |
ある | ある | 0円 | 1440円 | 1440円 | 60円/月 |
ある | ない | 12,000円 | 9,600円 | 21,600円 | 900円/月 |
ない | ある | 20,000円 | 1,440円 | 21,440円 | 893円/月 |
ない | ない | 32,000円 | 9,600円 | 41,600円 | 1,733円/月 |
節税を織り込んだコスト評価
さらに上記費用に対して節税をフル活用してコストを評価してみます。
計算を簡単にするため、経費の20%を節税額として試算します。
この時忘れてはならないのは家庭用の常時回線費の経費算入です。
家庭用の常時回線を使っていてもFXにつかっているために経費計上が可能です。
この時、家事按分といって割合に応じた経費計上をしなければなりません。
常時接続回線においては、一般的に利用時間による比率で按分をします。
そうすると24時間稼働という特徴が生きて按分比率は非常に高くなります。
1週間のうち5日休まずに通信させているため、家庭利用率によりますが普通に75%程度は按分できたりします。
つまり、家庭用に敷いた常時接続回線の月額が4,000円掛かっている場合は、毎月3,000円程度をFXの経費に計上することができるということです。
これは個人トレーダーが家計費を堂々と経費計上できる数少ない費用です。漏らさずにきちんと経費算入させます。
4000円の費用を75%按分するなら2年間における節税相当額は3,000円×24か月×20%=14,400円 です。
節税の期待額を入れてみます
ノートPC | 常時接続回線 | 2年間のコスト合計 | 節税額 |
ある | ある | 1440円 | 288円+14,400円 |
ある | ない | 21,600円 | 4320円 |
ない | ある | 21,440円 | 4,288円+14,400円 |
ない | ない | 41,600円 | 8,320円 |
一番上のケースに限ってはFXのために支払う費用よりも節税額の方が大きくなります。
3番目ののケースにおいては、月額に換算すると約120円。
つまり2年サイクルでノートPCを買い替え続けても、均してしまうと月額120円程度ということです。
これが2年ではなくもう少し長かったり、家庭用回線費が4000円より多い、はたまた按分比率が80%などであれば節税額の方が大きくなりえます。
このように自宅PCならではの節税を活用することでコスト評価はずいぶんと変わってきます。
さいごに
自宅PCで運用する場合のコストは概ね理解できましたでしょうか。
私はすでに自宅PCでの運用は5年以上の期間となっています。
当初は貧乏精神でVPSを契約しなかっただけですが、今では利益を確保できるようになっても自宅PC運用です。
その理由の1つは節税を含めたコスト比較をすると自宅PCの方が低く抑えられるからです。
自宅PCには自宅PCリスクがありますが、そのリスクを受容することで運用コストを実質ゼロベースまで圧縮、あるいはマイナスコストという訳の分からない状態にもっていけます。
また、PCの買い替えサイクルを調整することである程度の節税タイミングの調整もできますし、
買い替えによって不要となったFX専用端末側の二次活用も可能と、自宅PCならではのメリットも生まれます。
もちろん、VPSでないとダメな自動売買もありますが、盲目的にVPSを選択しているのだとしたらもう一度考えてみるのもいいかもしれません。
(注意)
本内容は当方の独自の実検証情報をもとに構成しています。
また節税に関する事項は過去に税務署担当者へ確認した結果を踏まえています。
節税を含めたコスト評価は年間利益が確保できる前提に立っています。
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