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こんなもん!?MT4が通信するデータ量が判明!

啓典です。

2018年1つ目の記事ということで、少々遅いですがあけましておめでとうございます。
当サイトの記事更新頻度は高くありませんが、読者様に有益な情報を提供できるよう活動したいと思っていますので引き続きよろしくお願いいたします。
さて、挨拶はそこそこに本題に入りたいと思います。

直近の記事ではMT4を稼働させるために求められるPCのスペック、
そのPCを常時稼働させた場合の電気代、という観点で書いてきました。

当該記事を簡単に振り返ると、
MT4を稼働させるPCは超低スペックで十分であり、
具体的には先日話題になったドンキーの2万円パソコン程度で事足りるというものです。

そして省電力設計のノートPCを節電モードで常時稼働させた場合、
1日あたりの電気代は2~3円程度であるということもわかりました。

今回は回線(ネットワーク)についてです。
みなさまはMT4を稼働させた場合、どの程度の通信量が発生するがご存知でしょうか。
そしてMT4端末はどの程度の回線速度が要求されるかご存知でしょうか。
昨年末頃から少し興味あって調査してみたので、興味があれば読み進んでいただければと思います。

検証端末

対象となるノートPCはMT4専用端末としています。
・Windowsアップデート(更新プログラムのDL含む)は自動実行されないよう設定し、
・MT4は2つ起動し、
・MT4の基本設定として不要通貨ペアの気配値を非表示にする、ニュースを未受信にし
・チャートは4つ開いていずれもグリッドトレードEA「千刻」と自作インデを稼働させました

1か月の通信量

上記検証端末で1か月の通信総量を確認します。
最近のWindowsパソコンは特別なソフトを入れなくてもアプリケーションごとの通信量を確認することができますのでそれで確認しました。

上記は直近30日の通信量を表現しているのですが、
MT4の通信量はそれぞれ483MB、385MBであったことがわかります。
24時間30日稼働させてもたったのこれしか通信が発生していないのです。

通信速度に換算してみる

1か月の通信量から速度をざっくり算出してみます。
30日で483MBを例にとると通信速度としては約1.5kbps程度相当の速度ということになります。

瞬間的な増減はあるにせよ均してしまうと「MT4は秒間たったの1.5キロビット(0.2キロバイト)」の通信しかしていないようです。

この1.5kbpsという通信速度は相当低いです。
20年ほど前に普及したISDN回線(今の若い人は知らない?)でも64kbpsなので回線逼迫しないレベルです。
最近のケースならスマフォやモバイルルータなどの契約通信量を超えた場合、100kbps程度は出るのでそれでも十分ですね。

たったのこれだけというのは驚きですね。

MT4端末を低速回線で運用してみた結果

ということで、私の自宅のネット環境は常時接続可能な回線があるのですが
本当に低速回線でも実用に耐えるのかを検証するために、低速回線を用意して実運用してみました。

改めて用意したのは低速データ通信SIMの雄、ロケットモバイルの神プランです。
神プランは、ドコモ回線で速度が200kbpsと低速ですが、データ通信量無制限のサービスです。
(データ通信専用SIMであれば月額298円と業界最安値レベル)

ロケットモバイルの回線速度は200kbpsと表現されていましたが、
私の自宅での実効速度はアップロード、ダウンロードともに概ね120kbps程度でした。
この通信回線で1か月ほど実運用したのですが、、、

チャートのティックは高速回線のPCと変わりなくきちんと取得でき、
売買についてもきちんと処理されるべきタイミングで処理されました。
今のところ回線速度による不都合は検知していませんし、実運用上で困っていない状態です。

実際の通信速度はどうだったか

個人の感覚だけで本当に平気か分からないため、一応ツールも使って通信速度をモニタリングしデータでも確認しました。

サンプリング期間は2018/1/1~2018/1/10の約10日間。
データ計測のサイクルは1分ごとです(データ母数は14440件)

計測結果は以下となりました。
送信速度(アップロード):1kbps
受信速度(ダウンロード):2.8~3.1kbps(最頻出 2.8kbps)

上記は1つのMT4だけでなくPC全体での通信なのですが、やはり微量でした。
例えるなら水道の蛇口を僅かに開けて、ほんのちょっとだけ垂れ流している感じでしょうか。
本当に微量のデータが常時流れる程度ということが計測データからも裏付けられました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
MT4専用端末として使う場合においては、起動するMT4の数や展開するチャートの数やEAの特性にもよりますが通信データは微量だということがわかりました。

2~3年前までは自宅に常時利用可能な回線がなかった場合に自宅PCでMT4を稼働させるという選択肢はコスト面で取れませんでした。
同じように自宅PCで回線の冗長構成は同じくコスト面で難しかったです。

しかしながら、最近のインターネット回線の多種多様なサービスのおかげでもあり、
巷でいう格安SIMの200kbpsしかでない低速回線でも十分となるとこれらの問題は解消された気がします。

補足

即時性(スピード)が求められる自動売買システムを運用する場合においては、流れるデータ量が少ないために回線速度よりも業者サーバーまでのレイテンシ(遅滞速度)と約定スピードを気にしたほうがよさそうです。
VPSを検討する際は業者の約定力・スピード、VPSから業者サーバーまでのレイテンシ、回線品質という順で選定してみるといいかと思います。
グリッドトレードにおいては1秒を争うトレードではないため、気にする必要性がないというスタンスを私は取っています。

※次回はこれまでの内容を踏まえて自宅PCのコスト試算をしてみようかと考えています。

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