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早く損切りを!年末ラストスパート、節税はこう進める

年末も残すところわずか。ほとんどのトレーダーにとって締めが12月末となります。
ここでやっておかなければならいのはトレードではなく税金対策、そう節税です。

超ざっくりのおさらいですが、年間に20万円以上に儲けが出た場合は雑所得として税率20%の納税が必要になります(国内FXの場合)
20万円未満は無税ですのでこの境界が非常に重要になってくる訳です。

例えば、20万円の儲けを出した方がいたとします。
何の対策もしないと、税金で4万円持っていかれ手元に残るのは16万円です。
一方、19万円の儲けの場合は手元に19万円残ります。
どちらがいいでしょうか。

私は後者の19万円の儲けの方がいいです。
このように20万円の境界線では逆転現象が起きてしまいます。
これは最も差が顕著に出る例の一つですが、手を打たない(節税しない)のは賢明ではないことは明らかです。

特にグリッドトレードであるループイフダン 1000通貨で運用すると年間利益が20万円前後になるケースが多く、その効果が顕著になる場合が多いです。
ということで、節税最後のタイミングということで若干まとまりない感じですが記載します。

節税すべき人

まず、トレードにおける実現利益-実現損失 を計算してください(トレード損益)。

トレード損益が20万円を超えている方は積極的に節税しましょう。
20万円ちょい越えラインは特に重要で、ぜひ無税ラインを意識してください。

20万円を切るくらいの方は面倒なことはせずに節税は不要です。
節税しても意味がないケースがほとんどです。

著しく低いもしくはマイナスとなる方は節税した方がいいです。
これは経費分も含めて損失繰越という方法が行えるからです。

節税の優先順

税に関しては
トレード益-それに掛かった経費 で計算されます。
従い、トレード益を減らすか経費を増やすかしか節税の手段はありません。

やみくもに節税といって経費でお金を使っても効果はいまいちのため、
実施優先順位というものがあり、一般的には節税の優先順位は以下となります。
1.キャッシュアウトなき経費計上(絶対やること)
2.キャッシュアウト済の経費計上(絶対やること)
3.利益調整
4.キャッシュアウトする経費計上

1.キャッシュアウトなき経費計上

これは実際にお金は出ていかないが経費として計上できるものです。
代表的なものは償却費があるのですが個人FXトレーダーにとっては計上できるケースはほとんどないです。
思い当たる節があればしっかり乗せてください。
レアケースすぎるためここでは記載省略します。

2.キャッシュアウト済の経費計上

これはすでに出ていったお金の経費計上を漏れないように・・・ということです。
出て行ったお金が経費として計上できるのであれば、支払額の20%が節税効果として得られます。
節税対策が十分でない方、これを真っ先に実施してください。

なお特に個人FXトレーダーであっても、家事按分することで家計費の一部を経費として計上することができます。
家事按分しやすいものとしては電気料、通信料です。

電気料は先日別記事を上げましたが、自宅PCでMT4運用している場合においては計上できますが、思ったより金額は少額になるかと思います。
通信料は、自宅PCでMT4運用している場合、利用時間比率で按分することで7割以上の経費計上が可能になったりします。
VPS利用者においては月額利用料を経費に乗せるのは忘れずに実施です。

その他にもFXに関する書籍を買っている場合は経費計上です。
新聞も日経新聞であれば家事按分で乗せても認められることがあります。
自動売買システムを買ったりしている場合は当然全額経費計上が可能ですし、
MT4専用のPCを買った場合も全額経費計上可能です。

これら抜けもれなくきっちり経費計上してください。

具体例を列挙しますが、
 電気料(家事按分)
 通信料(家事按分)
 VPS利用料
 FX関連書籍
 新聞(日経に限る)
 自動売買システム購入代金
 PC購入代金(金額とケースより)
 セミナー参加費
このようなものが経費として認められます(ケースバイケースで100%認められる訳ではないです)

3.利益調整

さて、ここまで来てもまだ節税が十分でない場合は次点の3,4あたりを検討することになるわけです。
グリッドトレード(リピート系)運用者においては、利益調整が最もやりやすい手法でもあるため、まずは利益調整ができないかの検討をお勧めします。

簡単に表現すると「利益調整とは利益を減らす」・・・ということです。
グリッドトレード(リピート系)は実現利益を先に出して含み損は常に抱える手法です。
これは税金という観点では最も劣った手法なのです。

というのも納税額を計算するには、実現利益・損失しか計算に含めないからです。
実現利益20万円、含み損40万円であっても税金4万円払ってくださいね・・・・ということになってしまうのです。

ということで、保有している含み損を決済して実現損失にして利益を調整してしまえばいいのです。
そもそも損切りするつもりない・・・なんて方もぜひ損切りしてください。
そして、すぐにポジションを建て直してもともと決済する予定の価格を指値に入れてください。
スプレッド分は損しますが、それでも決済した額の20%が節税効果となります。

4.キャッシュアウトする経費計上

上記3までで節税対策が不十分な場合は最終的に実施するのはこれです。
お金を出して経費を積み上げる方法です。
実際にお金が出ていくため効果という観点では薄れるため実施手順としては最後になります。

今は必要ないけど近い将来必要になりそうなので先にお金を出しておくか・・・というような感じで進めるといいかと思います。
例えば、MT4運用者であればトレード専用のノートPCを買うだとか・・・
気になっている自動売買システムを買ってみよう・・・だとかです。
税金で払う分が減るため実質20%引きだと思えれば手を出しやすくなるかもしれません。

さいごに

このような形で節税のための行動を実施する必要があります。
上記2までは年明けからでもできますが、3や4をやる必要があるのかを見極めるためには実施した方がいいでしょう。
2では足りない場合、3と4は年内に実施しなければ2017年の経費として扱えなくなります。
特に3は相場が動いている間にしかできないため急いでください。

4については、年末に自動売買システムの年末セールを行う開発者様も少なからずいらっしゃいます。
節税対策に購入されるのもいいかもしれません。

※当方は年末セールなどは実施しません。
 直近に購入された方に対して、待てばよかった・・・という感情を生ませないためです。

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