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FX確定申告-経費計上・損失繰越も忘れずに

今年も確定申告の時期になりました。
本日から確定申告受け付けをスタートとのことですが、みなさんは準備は万端でしょうか。

昨年内(11/15)に旧ブログで節税に関する記事を挙げていますが、
対策をしっかり行えている方は納税額は抑えられているかと思います。
節税したいのであれば期間内にきちんと済ませておきましょう。
(1か月前くらいから節税プランを立てた方がいいです)

何も対策していない方は今から節税対策・・・と思ってもすでに時遅しです。
せめて計上できる経費が抜けないようにしっかりと経費算入しましょう。

さてさて私ですが、今年はほとんど節税対策はしていません。
というのも、昨年の損失を申告しておいたのでその損失額で2015年分の利益分を相殺できるからです。
そのため利益が出ても納税せずに済みます。
それでも経費計上は別の話ですので2015年分の発生経費はきっちり計上します。

それでは簡単に確定申告の準備を進めていきましょう。

FX損益の把握

この時期まで把握していないというのはあまりよくないのですがまずはトレード損益把握です。
FX業者のレポートツールなどから年間のFX損益計算書が出力できると思います。
それを使って2015年の損益を確認します。
私は月間のFX損益計算書を出力して月ごとに記録しています。

このとき、複数のFX業者を活用している場合は全て情報を収集します。
FX業者ごとに20万円以内の利益だから・・・ということではなく全て収集です。
※国内FXと海外FXは、国内と海外で分かるように分けておきます。

以下は例です。
FOREX JAPAN: 850,000
------------
FX損益合計 : 850,000 ・・・(1)

FX経費の計上

次に算入させられる経費の情報を集め、整理します。
私はEXCELを活用して日別の経費明細を作って費目ごとに集計して作成します。

以下は集計した結果例です。
取引手数料: 0
EA等購入費: 0
新聞書籍費: 5,000
通 信 費:77,000
電 力 費:18,000
備 品 費: 0
その他経費: 0
----------
経費合計 :100,000 ・・・(2)

一応それぞれを解説していきます。
・取引手数料
 私は手数料なしの口座なら0です。ECN口座などは手数料が掛かるため計上します。
 トラリピのようなサービスを利用している方でサービス手数料が掛かっている場合も計上します。

・EA等購入費
 私は購入していないので0ですが、購入してる場合計上します。
 自動売買システムだけでなくインディケータなんかの購入費や情報商材の購入費も計上できます。

・新聞書籍費
 FXに関する書籍代金です。関係ない書籍は計上できません。
 新聞は日経新聞のみ計上できるだとか噂を聞いたことがありますが、税務署の担当者のさじ加減なので不明です。

・通信費
 インターネット料金やスマフォの料金です。FXのために使っているのであれば計上できます。
 私はインターネットをFX専用に引いている訳ではなく、スマフォも同様です。
 従って、家事按分する必要があります。計算式で表現すると以下のような感じです。
 (プロバイダ料金+回線料金) × FXの使用比率

 FXの使用比率は人に言われて決めるものではありません。
 正当性ある根拠に基づいて自身で決めるものになります。
 インターネットは月額定額で契約するかと思いますので、按分基準は使用時間が適しています。

 1か月のうち、FXのために使っている時間を算出し母数で割ります。
 自宅MT4派の方は、為替市場が動いている間は24時間稼働ですよね?
 ということは、かなり使用率を高めることができます。

 スマフォ料金も同じ考え方で、FXに使っているなら使用比率によって費用計上できます。
 こちらは大きな比率にする根拠が私は作れないので控えめな数字にしています。

 気付いた方もいらっしゃると思いますがFXだけに関わるキャッシュアウトはないですが、
 FXの経費に計上できる「おいしい経費」となります。
 常時回線を使わないVPS運用者は一般的には「おいしい経費」は微々たるものになります。

・電力費
 私はMT4を自宅で運用しているためPCの電力費を計上しています。
 現在進行形でメインに使っているノートPCの電力費は月間500円にも満たないです。
 上記例で金額がそれなりに大きいのは開発PCはデスクトップPCであり消費電力が多いからです。
 ここもVPS運用者と差が出ます。VPS運用者の方は自宅の電源を使わないのでほとんど算入できない項目です。

・備品費
 FX(MT4)専用PCやPC周辺機器(いずれも20万未満のもの)を私は計上しています。2015年は買いませんでした。
 尚、20万を超えるものは、一括費用として計上できないので注意が必要です。
 FX専用PCではない場合は例によって家事按分をしなければならないです。
 また、FXに使わないPCの購入代金を経費算入させてはいけないです。

・その他経費
 VPSサービスを使っている方で月額費用を支払っている場合は計上します。
 私は使用していないため計上できません。
 FX有料メルマガやセミナー参加費なども計上できます。

前年度以前の損失繰越額の確認

税制改正が行われFX取引の損失を繰越できるようになっています。
前年度以前からの損失繰越額があるかどうかを確認します。
前年度の確定申告書(分離課税用)に明記されています。
「翌年以降に繰り越される損失の金額」と表現されている金額です。
1,000,000円 ・・・(3)

納税額の算出

先に把握した情報をもとに納税額を計算します。
「先物取引の雑所得金額」 = (1)FX損益 – (2)FX経費 -(3)前年度以前の損失繰越額
この「先物取引の雑所得金額」が20万円を超えるか否かなどで納税対象となるか決まります。

・20万円を超える場合
税引前雑所得が200,000円を超える場合は納税対象となります。
税率は20.315%で税引前雑所得にこの税率を掛けて納税額が求まります。
※20.315%=所得税15%+復興特別所得税0.315%(15%×2.1%)+住民税5%

・0円以上 20万円未満の場合
納税対象外となります。

・0円未満(マイナス)の場合
納税対象外となり、さらに翌年以降に損失繰越できます。

準備はこれだけあとはインターネットで申告を

FXに関する準備はこれだけです。あとはインターネットで申告すればOKです。
インターネットでの入力した時の確認画面は以下のようなものです。
国内FXは分離課税となり、海外FXは総合課税となります。以下は分離課税の入力後の画面です。
tax-avoidance01
確定申告は面倒くさいイメージがかなりありますが、インターネットでの入力を使ってみるとかなり簡単にできます。
確定申告は義務ですので申告義務の発生する方は慌てる事なく、また忘れずに実施しましょう。

※補足1
サラリーマンであれば源泉徴収票から転記する情報もあるので手元に準備してください
医療控除や住宅ローン控除もあればすべて必要書類を準備が必要です

※補足2
厳密にはFX利益が200,000円を超えた場合に確定申告する必要があるようです。
経費を引いた値で200,000円を超えたか否かだと個人が不当に計上した経費などを税務署がチェックできないからです(税務署に確認しました)。

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