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レバレッジ規制強化はリピート系にとっては最悪な改訂

今回はレバレッジ規制についてです。

2017年9月末頃に突如として「FXのレバレッジを引き下げる方向」で検討なんて情報が出てきました。
そして早ければ「2018年春にFXのレバレッジ規制を強化」されるだとか・・・。

話が沸いて出てきたのは2017年9月ですから、ほんの半年の間に我々FXトレーダーにとっては非常に重要な事項が論じられ、
実行されようとしているのには驚きのスピード感です。
この身の軽さは他にいくらでも実践してほしいところはありますがそれはさて置いておきます。

この問題が今あまり取沙汰されないのに少しの違和感を感じるところはありますが
2018年春と表現されている以上、当事者としてそろそろ把握しないといけない時期に差し掛かっています。

レバレッジ規制に関する正確な情報や経緯など詳細情報は他サイトをご覧いただくとして、
問題は「もしそうなったら自分はどうなるのか」です。

かつてのレバレッジ規制をおさらい

まずはレバレッジ規制についての変遷ですが、規制は今に始まったことではありません。

かつては規制そのものがなく(?)、100倍、200倍は当たり前の世界で
高レバを謳い文句に口座開設を誘引する業者があったくらいです。
それが2010年に50倍に規制され、さらに2011年に25倍に規制されて今の状態に至ります。
時期としてはリーマンショックから2年程度経過したころです。

今回の規制強化でレバレッジが25倍から10倍になるといわれています。

私のFXデビューは2008年3月ですから、そのレバレッジ規制を通過している訳ですが、
当時はまったく自身に影響が及ぼすような内容ではなかったためスルーしています。

しかしながら、今回は見過ごせない問題です。
国内業者でグリッドトレード(リピート系)運用者している方の多くは私と同様かもしれません。

グリッドトレードにおけるレバレッジ規制強化の影響

今回のレバレッジ強化がなぜ見過ごせないのか、
それはグリッドトレードを主軸とした運用をしているからです。
我が身に降りかかる問題としてみてみましょう。

グリッドトレード(リピート系)は一つ一つのポジションは小さいため、
大ロットで勝負できなくなる・・・という弊害は発生しません。

実際に困るのは
逆行時にポジションが増える

その際の必要証拠金が多く必要になる

証拠金維持率が下がる

ロスカット発動されやすくなる
というケースが起きやすくなることです。

具体的な運用の表現をすると
資金〇〇〇万円で注文間隔△△銭なら ××円の円高まで耐えられるはずだったのに
■■円の円高までしか耐えられなくなる ということが起きるのです。

実例 レバレッジ強化されたら

現在の私のリアル口座を例に出します
2017年4月頃に100万入金し、その後の運用で約18万円の利益を積み上げてくれました。
が、現在の円高を受けてポジション数は40程度に到達し、原資ラインまで含み損が膨張している状態です。

下図は1ドル105円を割る当たりのスクリーンショットです。

レバレッジ25倍で証拠金維持は600%を切るくらいです。
凄い安全かといえばそうではないですが、比較的まだ円高耐性はある状態です。

これがレバレッジ10倍になると

証拠金維持率は250%を下回ってきます。
ロスカット発動水準が100%割れですので、ずいぶんと迫った感があります。

このまま運用を変更しなかった場合、ロスカットラインは3円ほど上がって1ドル100円くらいです。
直近では105円を切っているので、あと5円程度というところまで迫っていたことになります。

対策は海外口座一択か

金融庁がレバレッジ規制を強化する方針に決めた以上、
個人で出来る対策としては規制されない口座への移行くらいしかありません。
簡単に表現すると海外FXです。

海外FXのハイレバであればグリッドトレード(リピート系)において証拠金維持率は、含み損だけに着眼しても問題ないです。

もし先の口座がレバレッジ500倍であれば円高耐性も高くなり、同資金同運用で1ドル93円くらいまで耐えられる計算です。
私はすでに国内、海外ともに口座保有して運用していますが、レバレッジ規制が強化されたら私なら迷わず海外口座をメインにするでしょう。

まとめ

これまでのレバレッジ規制であれば、証拠金維持率は概ね
・必要証拠金に注視しなくても
・含み損による有効証拠金の目減りに注視していればよかった
のですが、規制強化されると必要証拠金にも気を付けないといけないようになります。

グリッドトレード(リピート系)は資金を大量に必要にする手法ですので運用者にとって、間違いなくこの規制は逆境となります。

トラリピ,ループイフダン,iサイクル注文(トラッキングトレード)の各運用者も自分の事として捉えた方がいいです。
いつ規制強化されるかは具体的には分かりませんが、もし規制強化されたら・・・という仮定に立って
その時に慌てないように自分の行動を予めいくつか選定しておいた方がいいかもしれません。

国内のサービスですので使い続ける前提ですと、法規制の回避策はとれないため
今が危険水域の方は資金を入れるかポジションを薄くするなどが必要になります。

千刻を国内MT4業者で利用されている方も同様です。
運用変更で凌ぐ方法もありますし、規制対象外の海外業者に移行する手もあります。
同様に慌てて不本意な結果にならないよう対策については予め決めておく必要があります。

実際に今レバレッジが10倍になったらご自身の維持率はどれくらい下がりますか。
具体的には(現在の証拠金維持率を40%掛けしてみてください。危険水準にならないですか。
また、それによって逆行相場に対する耐性はどの程度失われますか。
今からその時期に備えておきましょう。

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