ループイフダンと千刻・略式の比較検証

こんばんは。啓典です。
プライベートで一つ大きなイベントが無事完了しました。

とはいえ、相変わらず仕事は多忙を極めていますし、
4月からは生活スタイルもだいぶ変わります。

時間的余裕はまだまだ生まれませんが、
新年度ということで企画を始めたいと考えています。

事の発端は先日頂いた質問です。
「ループイフダンと千刻・略式ではどちらが稼げますか」
先日回答した通り、理論的には「千刻・略式」となります。

ロジックそのものも千刻・略式が優位ですし、
スプレッドの面でも優位な環境を用意するのは容易です。
また、最適値設定が出来るという観点でも千刻・略式に分があります。

どちらが稼げるか・・・という質問の回答は非常に簡単です。
しかしながら、「どの程度」稼げるか・・・という点に関しては
フォワードで実施したことがないこともあり、個人的興味も沸いてきました。

ということで、やるからにはしっかり検証したいと思います。
取り上げた評価ポイントは以下の3つの観点です。
1 ロジックそのものの収益性差異
2 スプレッド差異による収益性差異
3 運用による収益性差異

利益が出るであろうことは予測に難しくないため、
どのようなポイントで利益差が大きく変わるのかも一緒にみていく目的です。
3点を挙げた背景などを以下に上げていきます。

ロジックそのものの収益性差異

ループイフダンはご存じのとおり、旧から新への切り替えにより、
成行型からトラップ型ロジックに変わってしまいました。

収益力は成行型ロジックのほうが優位に働くケースが多いです。
アイネット証券社はサービス安定化を優先し、収益力を犠牲にした・・・
と私は捉えています。

一方の千刻・略式は成行型ですので利益額は優位になるはずですし、
バージョン1.4 で収益力の微増も達成しています。

ロジックそのものだけを見ても新ループイフダンに劣る理由は見当たりません。
まずはこれを検証してみたいと思っています。

検証運用は以下を予定しています。
ループイフダン USDJPY B15_15 スプレッド2.0銭
千刻・略式　　 USDJPY B15_15同等 スプレッド1.8～1.9銭変動（口座：XM予定）

若干スプレッド差異がありますが、完全一致する環境が準備できないので
上記は誤差として許容しようと思っています。

スプレッド差異による収益性比較検証

ループイフダンはローコストと名高いですが、
それはあくまでもグリッドトレードサービスの中の話です。
MT4の手数料ゼロ＆狭小スプレッド口座を引き合いに出すと見劣りします。

以前の記事グリッドトレードにおけるスプレッドの影響分析
に上げたとおり、
スプレッドが高いからと言って負けるような手法ではないですが、
スプレッドの広さによって利益が減るのは明白です。
スプレッド差異でどれくらいの収益性に差が出るか確認です。

検証運用は以下を予定しています。
ループイフダン USDJPY B15_15 スプレッド2.0銭
千刻・略式 USDJPY B15_15同等 スプレッド0.3銭原則固定（口座：FXTF予定）

運用差異による収益性比較

ループイフダンは簡単というメリットの代償として自由度を損ねています。
一方、千刻・略式は自由な設定も可能ですし、運用変更も柔軟に対応できます。

運用変更まで検証するには裁量要素が必要になり、難しい検証となるため、
物凄く簡単な例で比較検証を行います。
具体的には、両者のリスクを揃えて、千刻・略式だけ利幅を最適値に変更します。

これも以前の検証記事に上げていますが、
USDJPYのループイフダンは B15_15（S15_15）が
一番リスクリターンの観点で割に合わない運用です。

この一番割に合わない設定に対して、割に合う設定で動かしたら
どれだけ利益差異が出るかを検証します。

検証運用は以下を予定しています。
ループイフダン USDJPY B15_15 スプレッド2.0銭
千刻・略式　　 USDJPY B15_?? スプレッド1.8～1.9銭変動（口座：XM予定）
??：最適値シミレーション後に決定

上記3点を比較検証しておけば
「どの程度」の答えは出せるかと考えました。

尚、検証にあたっては、私の許容を超える取引量になるため、
危ないと感じたら途中で検証を中断する可能性があることをご了承ください。

また、比較検証の記事更新の頻度は出来れば毎週・・・
と言いたいところですが、恐らく不定期になるかと思います。

（追伸）
現在、検証のための口座準備が整っていません。
開始はもう少し先になる見込みです。